Zoomミーティングにおける妨害対策について
(English information will appear soon)
文責:情報環境機構 情報環境支援センター(オンライン化支援窓口)
Zoomなどを用いたオンラインミーティングを開催しているときに、部外者が参加してミーティングが妨害された、という報道が多くなされています。Zoom Bombingとも呼ばれるこのような妨害行為は、Zoomに限らずビデオ会議システム全般で発生しうる問題であり、その多くは、接続情報を関係のない人に漏らした(Twitterなどに書き込んで情報を公開してしまった)ことが原因となって発生しています。接続情報を周知する際には、関係のない人に教えたり公開してしまうことのないよう、周知徹底をお願い致します。
もし被害に遭ってしまった場合は、Zoomでは以下の対策が用意されています。また、これらの多くは被害に遭わないための予防としても活用できます。 ご参考ください。
ミーティング妨害等のインシデント発生時の対策
以下の方法で対応することができます。
- 参加者の削除
- ミーティングのホストによる「削除」で退出させた参加者は、当該ミーティング継続中は再接続不可となります。一旦ミーティングが終了した後は、同一のミーティングであっても参加できるようです。
- ミーティングパスワードの変更
- 新たにミーティングに接続するためのパスワードを途中で変更することができます。Webブラウザからサインインしてミーティング情報の編集を行ってください。
- ミーティングのロック
- ミーティングのホストの画面にある「セキュリティ」のボタンから「ミーティングをロックする」にチェックを入れると、新規参加者がミーティングに接続できなくなります。ネットワーク障害などで一旦接続が切れた場合も再接続できなくなります。
- 待機室を有効化
- ミーティングのホストの画面にある「セキュリティ」のボタンから「待合室を有効化」にチェックを入れると、新規接続者は最初に待合室で待機状態となります。ミーティングのホストが承認した参加者だけが本ミーティングに接続されます。待合室にいる参加者にメッセージを送ったり、指定した参加者を待合室の段階で「削除」することもできます。また、全ての参加者をまとめて承認することもできます。
- 待合室はミーティングの予約の段階で有効にしておくことができます。
- 全員のミュートと解除禁止
- ミーティングのホストは「参加者の管理」のボタンを押して表示される参加者一覧画面で「すべてミュート」をクリックすることで、一斉にミュートすることができます。また、その際に参加者に自分でミュート解除することを許可するかどうかを指定することができます。許可・不許可の変更は、参加者一覧画面の下にある「…」をクリックして出てくるメニューで可能です。
- 画面共有の不許可
- ミーティングのホストは一般参加者による画面共有の許可・不許可を変更することができます。「画面を共有」の「画面共有の高度なオプション」の中で「共有できるのは誰ですか?」で設定します。
- ZoomにWebブラウザからサインインして「設定」の項目で初期設定の値を変更することもできます。
- 画面共有時の「注釈」(共有画面上への書き込み)の不許可
- ミーティングのホストは画面共有時の一般参加者による「注釈」の許可・不許可を変更することができます。画面共有を開始した後の「詳細」で、「参加者の注釈を無効にする」を選択します。
- ZoomにWebブラウザからサインインして「設定」の項目で初期設定の値を変更することもできます。
- チャットの禁止
- ミーティングのホストは一般参加者がチャットできる相手を制限することができます。「チャット」のボタンで表示される画面の下にある「…」をクリックして出てくるメニューで設定することができます。
- 該当者無し (誰もチャットできません)
- ホストのみ (ホストからのみチャットが可能です)
- 全員をパブリックに (全員がチャット可能ですが、プライベートなチャットは禁止されます)
- 全員をパブリックおよびプライベートに (プライベートなチャットも含めチャットの利用が許可されます)
- ZoomにWebブラウザからサインインして「設定」の項目で初期設定の値を変更することもできます。チャットの可否、プライベートチャットの可否が設定できます。
- ミーティングのホストは一般参加者がチャットできる相手を制限することができます。「チャット」のボタンで表示される画面の下にある「…」をクリックして出てくるメニューで設定することができます。
- 名前の変更禁止
- ミーティング参加中の名前の変更を禁止できます。「参加者の管理」のボタンを押して表示される参加者一覧画面で右下の「…」をクリックして出てくるメニューで「参加者が自分の名前を変更するのを許可する」のチェックを外します。名前の変更を禁止している間も、ミーティングのホストがその参加者の名前を変更することが可能です。
- Zoom管理者が閲覧可能なミーティングログには、各参加者の接続当初の名前が記録されます。参加者を名前から特定するためには、名前の変更禁止が有効です。
インシデント発生時の調査依頼
参加者の名前などが特定できるようであれば、ミーティング終了後であってもZoomの管理者画面から接続元IPアドレスなどを調査することが可能です。 調査に必要な情報を添えてご依頼ください。
Zoomインシデント報告書・調査依頼書 v1.1
Zoomミーティングについての情報
開催日*: 2020年 月 日
開催時間*: 時 分~ 時 分
ミーティングID*:
ミーティング招待URL:
ミーティングのPandA経由の予約: Yes/No
ミーティング情報の周知の方法:
講義名:
参加者数(おおよそ):
被害を受けた講義の扱い(中止、休講など):
共同ホストの有無等(共同担当、TAなど):
レコーディングの有無:
発生したインシデントの概要*:
[ ]部外者の参加
[ ]部外者による音声発信
[ ]部外者による画面共有
[ ]部外者によるチャットの書き込み
[ ]意図しないミーティングの中断・終了
[ ]その他( )
問題を起こした参加者の名前等の情報:
インシデントの詳細:
ミーティング情報の漏洩の可能性:
備考:
*は必須項目です。
連絡先: online_support at mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (at を @ に書き換えてください)
インシデントの発生を避けるために
妨害などのインシデントの発生を防ぐために、ミーティングの初期設定を確認して頂くとともに、ミーティング開始直後にも設定の確認と適切な変更をお願いします。また、受講者にはミーティング参加情報を部外者に漏らさないように重ねて注意して頂くようお願い致します。
(最終更新:2020年4月15日)