その他利用できる環境(学内・学外)
同時双方向型・オンデマンド型で採り上げた以外の、オンライン授業で利用できるツール等を紹介します。学外サービスの使い方についてはそれぞれの説明記事やヘルプ等でご確認下さい。
1. 講義映像のリアルタイム配信
YouTube Live(学外サービス)
YouTubeによる動画のライブ配信サービスです。配信する動画を限定公開とし、PandA経由で受講者に動画のURLを事前に知らせておくことで、受講者のみが配信されている動画を視聴できます。比較的一方向的な情報伝達に向いていますが、チャット等で学生との双方向性が確保できます。
- 映像入力として、板書をする教員をビデオカメラで撮影するケースや、PC画面(スライド+解説等)を指定するケースが考えられます。
- スライド教材はPandA等を通じて学生に事前配布する、TA等の補助者が板書をデジカメ等で撮影してPandAでその画像を共有する、といった配慮が考えられます。
メリット
- 開始時刻に遅れた学生も授業の最初から視聴できる(追いかけ再生が可能)
- 録画された動画はそのままYouTubeの自身のアカウントに保存されるので、欠席した学生が事後的に視聴できる。
- 試験前の復習や次年度以降の授業で動画を再利用できる。
注意点
- YouTube Liveを利用するには、事前にライブストリーミングの有効化が必要です。登録後、利用できるまでに24時間程度かかります。
ライブ配信の手順については以下のページをご参照下さい。
参考:YouTubeヘルプ:ライブ配信入門 https://support.google.com/youtube/answer/2474026?hl=ja
2. 講義映像の非同期配信
YouTube(学外サービス)
オンデマンド型:収録した講義ビデオをオンデマンド配信」の中で利用方法について簡単な説明を記載しています。
Kaltura(学内)
PandAの講義サイトから、動画サービスのKalturaを使って動画を配信できます。(情報環境機構)
PandAから利用可能な、動画作成・管理・公開サービス「Kaltura(カルチュラ)」を導入いたしました。 「Kaltura(カルチュラ)」では、あらかじめ用意した動画をPandAのサイト上での公開したり、WebCamを使った映像撮影、選択形式のクイズ動画やパワーポイントを使ったレクチャー動画の作成、簡易的な編集(トリミング)などが行えます。
参考:Kaltura による動画利用【教職員の方へ】(情報環境機構) https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/lms/
3. 教材・資料の共有
PandAのリソース(学内)
PandAの講義サイト内で「リソース」で、受講者のみに電子ファイル等を共有できます。
オンデマンド型:収録した講義ビデオをオンデマンド配信」の中で利用方法について簡単な説明を記載しています。
Nextcloud(学内)
情報環境機構が提供するクラウドストレージサービスです。教職員、学生が利用できます。
クラウドストレージは,教育用コンピュータシステムの利用者ストレージにあるファイルに,個人所有のパソコンやスマートフォンなどからアクセスできるサービスです. ファイルを保存するだけでなくファイルを共有する機能などもあります.
参考:クラウドストレージ(情報環境機構) http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/ecs/cloud_storage/
その他
その他の共有方法として、Google DriveやDropboxといったストレージサービスが利用できます。利用に際しては、アクセスの権限や使用期限、パスワード保護等、必要に応じた対応をおこないます。
4. ビデオ会議システム(学外サービス)
Zoom以外にも、Google ハングアウト、WebEx、Panopto、Skype等を利用している例が他大学でみられます。
5. 学生とのインタラクションの確保
学生との同期・非同期の双方向性を確保するために、以下のような方法が考えられます。
- PandA:フォーラム
- KULASIS:担当授業の授業サポート
- ZOOM:チャット、「挙手」機能
- YouTube Live:コメント
6. 既存の教育コンテンツの活用(OCW、MOOC、図書館のリソース、等)
学内外に利用できそうなオンライン教材があれば、PandAからリンクを貼るなどして活用することもできます。
例:
- 京大OCWで公開されている講義ビデオ(https://ocw.kyoto-u.ac.jp)
- 附属図書館のサービスなどを使ったオンライン上の文献
7. その他の特別提供情報
自習にも活用可能なライセンス等の特別提供についての情報です